結論: Shopifyでどの段階で購入をやめているかは、管理画面の「分析」>「レポート」にある行動レポートの「コンバージョン率の内訳」で確認します。このレポートは、すべてのセッション・カートに追加があったセッション・チェックアウトに到達したセッション・チェックアウトを完了したセッションの4段階をファネルチャートで表示し、各段階のコンバージョン率をセッション数で算出します。期間ごとの変化は「コンバージョン率の推移」で確認し、検索やランディングページ別の分析も同じ行動レポートの中にあります。
この記事の要点
- 「分析」>「レポート」の「カテゴリー」フィルタで「行動」を選ぶと、行動レポートだけに絞り込める
- 「コンバージョン率の内訳」は、カート追加・チェックアウト到達・購入完了までの4段階をファネルチャートで表示する
- ファネルは「オープン」と「クローズド」の2種類があり、数えるセッションの範囲が異なる
- 「コンバージョン率の推移」では、日・週・月の単位で期間ごとの変化を確認できる
- 行動レポートには検索・ランディングページ別・デバイス別の分析もあり、どの料金プランでも使える
Shopifyでどの段階で購入をやめているかを確認するレポートはどこにありますか?
管理画面の「分析」>「レポート」で「カテゴリー」フィルタをクリックし、「行動」を選ぶと、行動レポートだけに絞り込まれます。この中の「コンバージョン率の内訳」で、お客様がどの段階で離脱しているかを確認します。
| 手順 | 操作 |
|---|---|
| 1 | 管理画面で「分析」を開く |
| 2 | 「レポート」を選択する |
| 3 | 「カテゴリー」フィルタをクリックする |
| 4 | 「行動」をクリックして絞り込む |
コンバージョン率の内訳レポートでは何が分かりますか?
「コンバージョン率の内訳」は、訪問者がストアとチェックアウトをたどる経路をファネルチャートで表示するレポートです。各段階のコンバージョン率は、その段階のセッション数を合計セッション数で割って算出します。
| 段階 | 内容 |
|---|---|
| すべてのセッション | ストアを訪れたセッションの合計数 |
| カートに追加があったセッション数 | 商品をカートに追加したセッション数 |
| チェックアウトに到達したセッション数 | チェックアウトに進んだセッション数 |
| チェックアウトを完了したセッション数 | 購入を完了したセッション数 |
オープンファネルとクローズドファネルはどう違いますか?
ファネルチャートは「オープンファネル」の切り替えで2種類の数え方に変えられます。オープンファネルはどの経路から入っても各段階に数え、クローズドファネルは前の段階を順番どおりに完了したセッションだけを数えます。
| ファネルの種類 | 数えるセッション |
|---|---|
| オープン | どの経路から入っても、その段階に到達したセッション |
| クローズド | 前の段階をすべて順番どおりに完了したセッションだけ |
たとえば、カートに追加せずに直接チェックアウトページへ進んだセッションは、オープンファネルでは「チェックアウトに到達」の段階に数えますが、クローズドファネルでは前の段階を飛ばしているため、どの段階にも数えません。クローズドファネルの各段階にカーソルを合わせると、その段階への到達率や離脱率がツールチップに表示されます。
商品のおすすめから購入しているかも確認できますか?
商品ページでShopifyのおすすめ商品機能を使っている場合、「おすすめ商品のコンバージョンの推移」で、おすすめをクリックしたあとに購入した割合を確認できます。クリック率が低い商品は「エンゲージメントの低い商品のおすすめ」で分かります。
| レポート名 | 内容 |
|---|---|
| おすすめ商品のコンバージョンの推移 | セッション数・クリックのあったセッション・カート追加があったセッション・購入のあったセッションを期間別に表示する |
| エンゲージメントの低い商品のおすすめ | 過去30日間で最も売れた商品のうち、おすすめのクリック率が平均を下回っている商品を表示する |
「エンゲージメントの低い商品のおすすめ」に表示された商品は、Search & Discoveryアプリでおすすめの内容を見直す対象にできます。
期間ごとのコンバージョン率の変化を確認するには?
「コンバージョン率の推移」は、選択した期間のコンバージョン率の変化を、日・週・月の単位でグループ分けして表示するレポートです。施策の前後でコンバージョン率がどう変わったかを比べるときに使います。
| 列 | 内容 |
|---|---|
| 時間グループ | 日・週・月など選択した時間の単位 |
| セッション数 | オンラインストアの合計セッション数 |
| カートに追加があったセッション数 | 商品をカートに追加した合計セッション数 |
| チェックアウトに到達したセッション数 | チェックアウト中にユーザー入力があった合計セッション数 |
| チェックアウトを完了したセッション数 | 購入を完了した合計セッション数 |
| コンバージョン率 | 購入したセッションの割合 |
「チェックアウトを完了したセッション数」は1つのセッションで複数回購入する場合も1件として数えるため、注文数とは一致しない場合があります。
スポーツ用品店を例にすると、「分析」>「レポート」から「コンバージョン率の推移」を開き、「グループ分けの基準」を「月」に設定すると、先月のコンバージョン率が5%だったことが分かります。これは、その月にストアを訪れた人の5%が商品を購入したことを意味します。翌月にコレクションを見直して新しい割引コードを導入したあとは、同じレポートで変化を確認します。
公開後にコンバージョン率を定期的に確認して商品ページを直す運用は、公開してからが勝負!売上を伸ばすための運用改善ステップで説明しています。
行動レポートのデータを読むときに注意することはありますか?
行動レポートのデータを使うと、お客様が探している商品を見つけやすくし、追加の購入を促すストアの作り方を考えられます。あわせて、データの範囲と遅延も確認しておきます。
行動レポートのセッションベースの指標は、2022年10月1日より前のデータを含みません。検索の追跡方法により、検索レポートには最大72時間の遅延が生じる場合もあります。
Shopifyは2026年9月21〜23日にセッションの計測方法を更新しました。この更新の前後をまたぐ期間でコンバージョン率(CVR)を比較するときは、計測方法の違いで数値が変わる可能性があるため、同じ期間の注文数・売上もあわせて確認します。注文数や売上が同じでも、セッション数の変化によってCVRが上下することがあります。
出典: Shopifyヘルプ「Shopify Analytics でのセッションとコンバージョン率の変更」
| 注意点 | 内容 |
|---|---|
| 履歴データの範囲 | セッションベースの指標は2022年10月1日以降のデータのみ |
| ボットの絞り込み | 人間のトラフィックとボットのトラフィックを分けて確認できる |
| 検索レポートの遅延 | 検索の追跡方法により、最大72時間の遅延が生じる場合がある |
Sidekickに「過去30日間のデバイスタイプ別のコンバージョン率を表示して」のように質問すると、コンバージョン率・ランディングページ別のセッション・デバイス別のセッションのデータを確認できます。検索とおすすめ商品のデータは、Sidekickでは確認できません。レポートを開いた直後は数秒の誤差で最新の状態になり、レポートを再度開くか更新すると、新しいデータが反映されます。
行動レポートには検索やランディングページ別の分析もありますか?
行動レポートには、ストア内検索の結果と、ページ別・デバイス別のセッションを確認するレポートもあります。検索した言葉で商品が見つかっているかと、どのページがセッションの始まりになっているかを合わせて確認します。
| レポート名 | 内容 |
|---|---|
| 検索クエリ別の検索 | お客様が検索に使ったキーワードごとの検索数 |
| クリックのなかった検索 | 検索結果が表示されたがクリックされなかったキーワード |
| 結果のなかった検索 | 検索しても結果が表示されなかったキーワード |
| 期間別の検索コンバージョン | 検索のあとにクリック・カート追加・購入をした割合 |
「ランディングページ別のセッション」はストアのどのページでセッションが始まったかを、「デバイス別のセッション」はアクセスに使われたデバイスの種類を表示します。
行動レポート以外にはどんな種類のレポートがありますか?
Shopifyのデフォルトレポートは、集客・行動・顧客・財務・不正注文・在庫・マーケティング・注文・利益・小売販売・販売の11分類に分かれ、Shopifyが作成したレポートとして扱われます。
「レポート」の一覧を「作成者」で絞り込み、「Shopify」を選ぶと、デフォルトレポートだけを表示できます。コンバージョン率に関わる段階以外の数字を見るときは、行動以外の分類も確認します。
出典: Shopifyヘルプ「Shopifyのデフォルトレポート」
レポートとストア分析はどの料金プランで使えますか?
ストア分析とレポートの主な機能は、どのShopify料金プランでも使えます。契約プランに関わらず、コンバージョン率の内訳と推移を確認し、購入をやめている段階を見つけられます。
スタッフが確認する場合は、そのスタッフにアナリティクスの権限を付けておきます。
こころんらぼでは、公開後は購入率と注文数を見て、商品ページを直します。数字を見て定期的に商品ページを直す運用の考え方は、リニューアル後に成果を出す企業がやっている運用習慣で説明しています。
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よくある質問
通販サイトのご相談は、今村 紅が無料でお受けします
Shopifyのレポートでコンバージョン率を確認する方法と、確認した数字から商品ページをどう直すかを一緒に確認します。初回の打ち合わせは無料で、オンラインで1時間から1時間半ほどです。「通販を始めるか、まだ決めていない」「Shopifyにするか、今のサイトを直すか迷っている」「何にいくらかかるかを先に知りたい」といったご相談もお受けしています。