結論: 日本でShopifyストアを運営するマーチャントには、商品価格の税込価格表示が義務付けられています。新しく開設したストアでは商品価格に税が含まれた状態が初期設定になっていて、税込表示と税別表示は「設定 > 税金と関税」の「商品価格と配送料に売上税を含める」で切り替えます。税込価格のときの税額は「税率×価格÷(1+税率)」で計算され、チェックアウトでは税込・税別のどちらでも税額が明細として表示されます。
この記事の要点
- 日本でShopifyストアを運営するマーチャントは、商品価格の税込表示の使用が義務付けられている
- 新しく開設したストアは、商品価格に税が含まれた状態が初期設定になっている
- 税込表示と税別表示は、「設定 > 税金と関税」の「商品価格と配送料に売上税を含める」で切り替える
- 既存ストアを税込価格に変更するときは、価格を計算してから設定を有効にし、商品価格を書き換える
- 税込価格のときの税額は「税率×価格÷(1+税率)」で計算し、チェックアウトでは明細として表示される
Shopifyで商品価格の税込表示が必要なのはなぜですか?
日本でShopifyストアを運営するマーチャントには、商品価格の税込価格表示が義務付けられています。新しく開設したストアでは、商品価格に税が含まれた状態が初期設定になっています。
すでに税別価格で商品を登録しているストアは、このあとの「既存ストアで税別価格から税込価格に変更するには?」の手順で税込価格に切り替えます。
他のカートからShopifyへ移行してストアを開設するときの、商品・顧客・注文のデータを移す順番は他のカートからShopifyへ移行する手順にまとめています。
日本のShopifyストアでは税率をどうやって設定しますか?
日本は所在地ベースの税制を使い、税額はストアの住所とお客様の住所から計算されます。税登録番号を入力しなくてもお客様に税を請求でき、税率は手動で設定が必要になる場合があります。
商品価格に税を含める設定はどこで行いますか?
税込価格の設定は、Shopify管理画面の「設定」の中の「税金と関税」から行います。「商品価格と配送料に売上税を含める」を選択して保存すると、表示価格に税が含まれます。
| 手順 | 操作 |
|---|---|
| 1 | Shopify管理画面で「設定」を開く |
| 2 | 「税金と関税」を選択する |
| 3 | 「商品価格と配送料に売上税を含める」を選択する |
| 4 | 保存する |
Shopifyへの乗り換えを検討する背景は中小企業がShopifyを選ぶ理由にまとめています。
出典: Shopifyヘルプ「日本の税金」/Shopifyヘルプ「商品価格に税金を含める」
既存ストアで税別価格から税込価格に変更するには?
既存ストアを税別価格から税込価格に変更するときは、税が加算された後の商品価格を計算し、Shopify管理画面で税込価格を有効にしたあと、商品価格を税込価格の値に変更します。
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| 1 | 税金が加算された後の商品価格を「税別価格×(1+税率)」で計算する |
| 2 | Shopify管理画面で税込価格を有効にする |
| 3 | 一括操作を使用するか、商品のCSVファイルをアップロードして、商品価格を税込価格の値に変更する |
税込価格と税別価格では、価格の見え方がどう変わりますか?
税別価格は商品価格に税を加算して合計を作りますが、税込価格は表示価格の中に税額が含まれているため、表示価格と合計は同じ金額になり、顧客が目にする金額と支払う金額が一致します。
| 設定 | 商品価格の表示 | 税額の扱い | 合計 |
|---|---|---|---|
| 税別価格 | 100ドル | 10ドルを加算 | 110ドル |
| 税込価格 | 100ドル | 9.09ドルを内訳として表示 | 100ドル |
上の表は税率10%のときの計算です。
税込価格のときの税額はどうやって計算されますか?
税込価格のときの税額は、「税率×価格÷(1+税率)」の式で計算します。表示価格が100ドルで税率10%の場合、商品の価格部分は90.91ドル、税額部分は9.09ドルです。
この式は、表示価格から税額だけを取り出すための計算です。税別価格のように価格に税を加算するのではなく、表示価格の中にすでに含まれている税額を逆算します。
既存ストアを税込価格に変更するときは、この式とは逆に、税別の価格に「1+税率」をかけて税込みの価格を計算し、その金額を新しい表示価格にします。税別1,000円の商品で税率が10%なら、1,000円×1.1=1,100円が新しい表示価格です。
出典: Shopifyヘルプ「日本の税金」/Shopifyヘルプ「商品価格に税金を含める」
Shopifyは消費税の申告や納税も行いますか?
行いません。税金の申告と納付は事業者の責任で、ShopifyはShopify Taxの自動申告を設定した場合を除いて申告・納付しません。Shopify Taxの自動申告は米国の売上税の申告が対象です。
日本の消費税は、事業者が申告・納付します。正しい税率と申告の方法は、税務署や税理士に確認します。
出典: Shopifyヘルプ「税金」/Shopifyヘルプ「Shopify Tax による自動申告」
海外のお客様に販売する場合、税込価格の設定はどうなりますか?
複数の国や地域に販売する場合は、現地の税率を価格に反映するために、販売するマーケットごとに税込み価格を設定します。国ごとに税を含めるか除くかも分けて設定できます。
付加価値税を価格に含めて表示する国と、税を含めずに表示する国を使い分けられます。基準のマーケットで税込みの表示価格を100ドルに設定した場合、税率が違うマーケットでは次のように調整されます。
| マーケット | 税率 | 表示価格 |
|---|---|---|
| 基準のマーケット(税込) | 10% | 100ドル(うち税額9.09ドル) |
| 税がかからないマーケット | 0% | 90.91ドル(税額0ドル) |
| 税率が高いマーケット | 20% | 109.09ドル(90.91ドル×1.2) |
国別の調整を有効にすると、チェックアウトには調整後の価格が表示されます。商品ページとカートにも調整後の価格が表示されるのは、複数通貨で販売していてShopifyペイメントを使っている場合と、お客様が調整の対象の国や地域の住所で一度購入したあと、Cookieを有効にしたまま、ブラウザのキャッシュを消さず、シークレットモードを使わずに再びストアを訪れた場合です。
国ごとに商品価格を個別に設定している場合は、地域による調整は行われません。購入後のアップセルを表示するサードパーティアプリを使っているストアでは、この国別の調整を使えません。
国別の調整を使うストアでも、Shopifyペイメントを使っていれば、チェックアウトの支払い方法としてApple Pay・Google Payを使えます。商品ページなど「カートに追加」ボタンがあるページに表示される簡単なチェックアウトボタンは、無効にします。
| 対象 | 国別の税込・税抜の調整との組み合わせ |
|---|---|
| チェックアウトで選ぶApple Pay・Google Payなどの支払い方法 | Shopifyペイメントを使っているストアだけで使える |
| 「カートに追加」ボタンの近くに表示される簡単なチェックアウトボタン | 対応していない。無効にする |
こころんらぼが担当したLaughter Coffee(焙煎コーヒー)のサイト構築では、越境EC対応(英語表示・海外発送)を行いました。
税込価格にすると、特定のお客様向けの免除価格は表示できますか?
できません。価格に税を含めると、オーストラリア・ニュージーランド域外のお客様へのGST免除のような、特定のお客様向けの免税価格は表示できません。顧客の税設定を「税を徴収しない」にしたお客様にも、表示価格の全額が請求されます。
国別の調整をオンにしているストアでは、カタログやマーケットで固定価格を設定していない商品について、お客様に表示する価格から税が差し引かれることがあります。
日本のお客様向けの価格は税込で表示したまま、海外のお客様に税を除いた価格を表示するときは、前の節の国別の調整を使います。
出典: Shopifyヘルプ「商品価格に税金を含める」/Shopifyヘルプ「税の優先適用と免税」
チェックアウトでは税込価格の税額はどう表示されますか?
チェックアウトでは、税額が注文の明細に項目として表示されます。表示される税額は、お客様向けの画面とストア側の管理画面の両方で確認でき、税込価格の場合は小計と合計が同じ金額になります。
日本国内のお客様には、表示価格の中に税額が含まれているため、チェックアウトに進んでも商品の金額は変わりません。
設定を切り替えたあとに売上や表示を確認する運用は公開してからが勝負!売上を伸ばすための運用改善ステップで説明しています。
税込表示に切り替えたあとも確認することはありますか?
税込価格を有効にしたあとも、管理画面の各商品の編集画面で「この商品に課税する」をオンのままにします。オンにしておくと、表示価格に税が含まれます。新しく商品を追加するときも、「この商品に課税する」がオンになっているかを確認します。
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