公開して終わりにしない ― 成果を伸ばす企業の共通点
ECサイトをリニューアルした直後は「デザインが新しくなった」「使いやすくなった」という満足感が大きいものです。
しかし、そこで手を止めてしまうと成果は思うように伸びません。
実際に成果を出している企業に共通しているのは、「公開後の運営を改善し続ける姿勢」を持っていることです。
デザインを刷新すること自体はゴールではなく、スタートライン。数字を見て改善を繰り返す文化を持っている企業が、結果として売上を伸ばしています。
データを見る習慣を持つ
成果を出す企業が必ずやっているのは「数字を見る習慣」です。
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アクセス数(どれだけ人が来ているか)
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CVR(購入率:来た人のうち何%が買っているか)
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平均購入単価(1回の購入あたりの金額)
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LTV(顧客生涯価値:1人のお客様が生涯でどれくらい買ってくれるか)
これらを定点観測し、「どこで売上を逃しているのか」を判断できるようにしています。
たとえば「アクセスはあるけれど購入につながっていない」なら商品ページの改善が必要かもしれませんし、「購入率は高いけどリピートが少ない」ならアフターフォロー施策が課題です。
データをチームで共有することで、改善サイクルを回しやすくなります。
小さな施策を試し続ける
成功している企業は、一度の施策で大きな結果を狙うのではなく、「小さな改善を積み重ねる」ことを重視しています。
具体的には、
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メルマガやLINEでのリピーター施策
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広告のターゲティング調整
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ランディングページ(LP)の改善や商品写真の差し替え
などを繰り返し試しています。
そして成果が出た施策は「ルール化・仕組み化」して次に活かす。これを習慣にすることで、着実に売上が伸びていきます。
社内と外部パートナーをうまく活用する
また、成果を出す企業は「外部パートナーの力」をうまく活用しています。
自社だけでは気づけない課題を外部が指摘してくれることも多く、リソース不足を補いながらスピード感を維持できます。
さらに、パートナーとの定例ミーティングを設けることで「改善の習慣」が強化され、自然と運営が前に進んでいきます。
「社内の視点」と「外部の視点」の両方を持つことが、成果を安定的に出すポイントです。
まとめ
リニューアルはゴールではなく、新たなスタートラインです。
成果を出している企業は、次の3つを運用習慣として根づかせています。
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データを見る習慣を持つ
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小さな施策を試し続ける
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外部パートナーをうまく活用する
これらを継続的に実践することで、リニューアルの効果を最大化し、長期的に成果を伸ばすことができます。