Shopifyで旧URLを転送する方法|リダイレクトの手順とCSV一括登録

古いURLから新しいURLへ矢印でつながる図

結論: Shopifyへ移行したあと、旧サイトのURLにアクセスした人を新しいページへ転送するには、URLリダイレクト機能を使います。転送できるのは404エラーを表示する壊れたURLだけで、1件ずつ管理画面で作成する方法と、CSVファイルで複数件をまとめて登録する方法があります。/cart・/products などの固定のパスは転送できないため、作成前に対象のURLを確認します。

この記事の要点

  • URLリダイレクトで転送できるのは、404エラーを表示する壊れたURLだけ
  • /apps・/cart・/orders などで始まるURLと、/products・/collections などの固定のパスは転送できない
  • 1件ずつ作る場合は、管理画面の「コンテンツ」>「メニュー」の「URLリダイレクトを表示」から作成する
  • 転送する件数が多いときは、CSVファイルを使って複数件をまとめて登録する
  • 商品を下書きにしたりコレクションを非表示にしたりすると、そのURLは404になりリダイレクトの対象になる

Shopifyへの移行は、どんな手順で進みますか?

Shopifyへの移行は、データのインポートから公開後のSEO設定まで、いくつかの手順に分かれています。URLリダイレクトは、ドメインを設定する手順と合わせて進めます。

手順 内容
1 ストアのコンテンツとデータをインポートする
2 インポート後に商品を確認し、整理する
3 ウェブサイトの見た目を整える
4〜6 配送・税金・決済サービスを設定する
7 テスト注文を行う
8 ストアにスタッフを追加する
9 ドメインを設定する
10 Shopify POSに移行する
11 (任意)SEOを設定する

ドメインを設定する手順9の前後で旧URLからの転送を用意しておくと、ドメインを切り替えた直後からアクセスした人を新しいページへ導けます。

出典: Shopifyヘルプ「Shopifyに移行する」

Shopifyに移行したあと、旧サイトのURLはそのまま使えますか?

Shopifyのページ構造は移行前のサービスと異なるため、同じURLが使えない場合があります。例えば「/policies/shipping-policy」は「/pages/shipping-policy」になることがあります。

同じ理由で、テーマファイル・スタイルシート・画像などのストアアセットが常にアクセスできるように、URLからhttp:やhttps:などのプロトコルを取り除いておく方法もあります。

他のカートからShopifyへデータを移すときの商品・顧客・注文の順番は、他のカートからShopifyへ移行する手順|データを移す順番とやり方の選び方で説明しています。他のカートからの乗り換えが増えている背景は、中小企業がShopifyを選ぶ理由で説明しています。

出典: Shopifyヘルプ「Shopifyに移行する」

URLリダイレクトで転送できるURLと、転送できないURLの違いは何ですか?

転送できるのは、「Page not found」や404エラーを表示する壊れたURLだけです。すでに有効なページを表示しているURLを転送元に設定しても、転送は働きません。

種類 転送できない内容
接頭辞 /apps・/application・/cart・/carts・/orders・/services・/shop で始まるURL
固定のパス /products・/collections・/collections/all
予約されているパス /collections/vendors・/collections/types・/apps/・/a/・/community/・/tools/
MyShopifyドメインのパス /shop や /services で終わるパス
コレクションのタグ絞り込みURL 対象の商品がなくても有効なURLとみなされるため転送できない
.htmlで終わるURL .htmlを除いた同じURLへの転送はできない
クエリ文字列を含むURL 想定どおりに動作しない場合がある

登録できるURLリダイレクトの件数には上限があります。通常のストアは10万件まで、Shopify Plusプランのストアは2,000万件まで登録できます。また、顧客アカウントのメニューにはURLリダイレクトを使えません。

出典: Shopifyヘルプ「URLリダイレクトの作成と管理」

URLリダイレクトを1件ずつ作るには、管理画面のどこを使いますか?

管理画面の「コンテンツ」>「メニュー」から「URLリダイレクトを表示」を開き、「URLリダイレクトを作成」で転送元と転送先のURLを入力して保存します。作成したリダイレクトはすぐに有効になります。

手順 操作
1 管理画面で「コンテンツ」を開く
2 「メニュー」を選択する
3 「URLリダイレクトを表示」を開く
4 「URLリダイレクトを作成」を選択する
5 転送元のURLと転送先のURLを入力する
6 内容を保存する

ストアのトップページへ転送する場合は、転送先に「/」を入力します。転送先が同じプライマリドメイン内のページなら相対のURL(例: /collections/shirts)を、外部のサイトへ転送する場合は完全なURLを入力します。

出典: Shopifyヘルプ「URLリダイレクトの作成と管理」 出典: Shopifyヘルプ「Shopifyに移行する」

URLリダイレクトを複数件まとめて登録するには?

転送するURLが多いときは、CSVファイルを使って複数件のURLリダイレクトを一度に登録します。一覧の画面から読み込みの機能を開き、ファイルを指定して登録します。

あらかじめ用意されているテンプレートファイル(sample-redirect-template.csv)を使うと、列の形式を合わせやすくなります。読み込んだ内容は画面で確認したあとで登録します。登録済みのリダイレクトは、複数件を選んでまとめて編集したり削除したりもできます。削除する場合は、確認の画面が表示されたあとに削除を確定します。CSVファイルで作成したリダイレクトも、作成後は1件ずつ作ったリダイレクトと同じ一覧に表示され、同じ画面で編集や削除ができます。

出典: Shopifyヘルプ「URLリダイレクトの作成と管理」

Admin APIで多くのURLリダイレクトを作ると、エラーになることはありますか?

移行で転送するURLの件数が多いときは、1件ずつの作成やCSVの読み込みに加えて、Admin APIを使ってまとめて作成する方法もあります。件数に応じて作成方法を選びます。

Admin APIで作成しているときに「Redirect Limit Exceeded」というエラーが出ることがあります。このエラーは、URLリダイレクトの登録件数の上限とは関係がありません。

このエラーは、APIへのリクエストがサーバー側で転送を繰り返し発生させている状態を示しています。原因になっている可能性があるサードパーティ製アプリの開発会社に問い合わせるか、Shopify Communityで相談します。

出典: Shopifyヘルプ「URLリダイレクトの作成と管理」

商品を下書きにしたりコレクションを非表示にしたりすると、URLはどうなりますか?

商品を下書きにしたり、コレクションのオンラインストアでの公開状態を非表示にしたり、すべての販売チャネルから外したりすると、そのURLは404エラーになり、URLリダイレクトの対象になります。

コレクションを非表示から表示に戻すと、そのURLに設定していたリダイレクトは自動で削除されます。もう一度非表示にする場合は、リダイレクトを作り直します。国際販売ツールで言語や市場のサブフォルダーを使っている場合、作成したリダイレクトはサブフォルダーにも適用されます。市場ごとに転送先を変えたいときは、サブフォルダーごとに別のリダイレクトを作ります。

出典: Shopifyヘルプ「URLリダイレクトの作成と管理」

設定したURLリダイレクトが正しく動いているかは、どう確認しますか?

転送元の旧URLをブラウザで開き、意図した転送先のページへ移動するかを確認します。以前のストアでアクセスの多かったページは、ドメインを切り替える前に優先して確認します。

転送が働かないときは、転送元のURLに有効なページがすでに存在していないか、固定のパスや転送できない接頭辞を含んでいないか、URLに誤字がないかを確認します。ブラウザにキャッシュが残っていると古い結果が表示されるため、キャッシュを消去するか別の端末で確認します。

301リダイレクトはブラウザや検索エンジンにもキャッシュされます。設定を削除したあとも、そのキャッシュが残っている間は転送が続く場合があります。また、テーマエディターで404ページがホームページへ転送される場合は、「/404」から「/」へのリダイレクトを作っていないかを確認し、見つかれば削除します。

既存の独自ドメインをShopifyに移すときは、移行前のプラットフォームでドメインの接続を解除しておくと、SSL証明書に関するエラーを避けられます。

公開前の確認を終えたあとの運用の進め方は、こころんらぼ流ECサイトリニューアルの進め方で説明しています。こころんらぼでは、Laughter Coffee のサイト構築で、越境EC対応とブログ900本以上の移行を担当しました。

出典: Shopifyヘルプ「Shopifyに移行する」 出典: Shopifyヘルプ「URLリダイレクトの作成と管理」

関連記事

よくある質問

Q. Shopifyで転送できるURLと転送できないURLの違いは何ですか?A. 転送できるのは404エラーを表示する壊れたURLだけです。有効なページを表示しているURLや、/cart・/products などの固定のパスは転送できず、転送先には設定できません。
Q. URLリダイレクトを1件ずつ作るには、管理画面のどこを使いますか?A. 管理画面の「コンテンツ」>「メニュー」から「URLリダイレクトを表示」を開き、「URLリダイレクトを作成」で転送元と転送先のURLを入力して保存します。作成したリダイレクトはすぐに有効になります。
Q. URLリダイレクトを複数件まとめて登録するには?A. CSVファイルを使って複数件を一度に登録します。用意されているテンプレートファイルを使うと列の形式を合わせやすく、通常は10万件、Shopify Plusプランは2,000万件まで登録できます。
Q. 設定したURLリダイレクトが正しく動いているかは、どう確認しますか?A. 転送元の旧URLをブラウザで開き、意図した転送先のページへ移動するかを確認します。以前のストアでアクセスの多かったページは、ドメインを切り替える前に優先して確認します。
今村 紅

この記事を書いた人

今村 紅いまむら こう

こころんらぼ 代表/構築から運用まで、通販サイトの相談役

  • 14年Web業界で働いた年数
  • 4年通販サイトの構築と運用
  • 約50件これまでに作った通販サイト

通販サイトのご相談は、今村 紅が無料でお受けします

Shopifyへの移行で、旧サイトのURLをどう転送するかを一緒に確認します。初回の打ち合わせは無料で、オンラインで1時間から1時間半ほどです。「通販を始めるか、まだ決めていない」「Shopifyにするか、今のサイトを直すか迷っている」「何にいくらかかるかを先に知りたい」といったご相談もお受けしています。

今村に無料で相談する