ECサイト撮影ディレクションの裏側

ECサイト撮影ディレクションの裏側
今村 紅

この記事の著者・監修者

今村 紅(こころんらぼ代表)

ECサイト構築・運用支援を専門とする「こころんらぼ」代表。
Shopifyを活用したオンラインストアの新規立ち上げからリニューアル、公開後の運営サポートやマーケティング施策まで幅広く対応。
特に「成果を上げる導線設計」「ブランドの世界観を伝えるデザイン」「継続的に成果を伸ばす運用体制づくり」に強みを持つ。
食品・アパレル・雑貨・BtoB事業など、多様な業種のプロジェクトを手がけ、事業の成長を支援している。

商品と人の魅力を伝える写真づくりの現場

 


撮影を担当した一日

昨日は、ディレクターとして進めているECサイトの撮影でした。
事前準備から撮影当日、そして撮影後のフォローまでを担当し、「商品の魅力をどう伝えるか」 に徹底的に向き合いました。

 


撮影の流れ

今回の撮影は、サイトで扱う食品を中心に進めました。
撮影指示書をもとに、次のようなカットを計画的に押さえています。

  • 製造過程:職人の手仕事や工程の丁寧さを伝える
  • 調理中の様子:温かさや香りが伝わる瞬間を撮影
  • 盛り付けカット:お皿にのせた美しいビジュアルで商品価値を引き立てる
  • 実食シーン:美味しそうに食べる笑顔が商品の信頼性を高める
  • 店舗・ご夫妻の写真:ブランドの「顔」となる存在を紹介
  • 家族団らんの食卓風景:店主のお孫さんも参加し、商品を囲む和やかな時間を演出

写真1枚ごとに「誰に何を伝えるか」を意識しながら進行しました。

 


ディレクションで意識したポイント

撮影はただ進めるのではなく、目的とターゲットを見据えて調整する作業です。

  • サイトの目的・ターゲットを常に頭に置く
  • 撮影指示書で漏れがないか逐一確認
  • カメラマンと構図や雰囲気をその場で調整
  • 和やかな空気を作り、自然な表情を引き出す
  • 対面の機会を大切にし、日頃の感謝もお伝えする

また、合間にはSNS運用やロゴ活用など、今後の展開についても軽くお話しすることで、プロジェクト全体の方向性を共有できました。

 


撮影後のフォロー

撮影が終わっても、ディレクションは続きます。

  • チャットでの御礼とフィードバック共有
  • 今後の作業スケジュールを再度整理
  • 撮影した写真をECサイトに反映する準備
  • 撮影指示書を振り返り、次回に向けて改善

すべての撮影が3時間で完了し、充実した時間となりました。

 


サイト公開に向けて

いよいよECサイト構築も大詰めです。
今週中に新しい写真へ差し替えを進めつつ、Shopifyの各種設定を再度確認していきます。

「写真」は商品を売る上で欠かせない要素です。
どれだけ機能的なサイトを作っても、写真が弱ければ商品の魅力は半減してしまいます。
逆に、商品や人の想いを伝える写真は、ECサイト全体の信頼性を飛躍的に高めます。

 


まとめ

今回の撮影を通じて改めて感じたのは、「ECサイトは商品を売るだけでなく、ストーリーを伝える場である」 ということです。

  • 制作過程や人の姿を見せることで信頼を得る
  • 商品写真を工夫することで価値を正しく伝える
  • 食卓風景などのイメージカットで購買意欲を後押しする

こうした撮影ディレクションの積み重ねが、成果の出るECサイトを支える大切なプロセスです。

お客様の大切な商品を、より多くの方に知っていただけるよう、最後まで責任を持って制作を進めてまいります。

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