洋菓子店のEC運用支援事例｜公式LINE開設で開始1ヶ月で友だち180人を獲得

洋菓子店が公式LINEを導入した背景

地域で愛される人気の洋菓子店。ネットショップはすでに運営していたものの、売上改善のための新しい打ち手が必要とされていました。

特に課題となっていたのが、「顧客とのつながりが店舗や購入時だけに限定されている」点です。リピーターも多い一方で、オンライン上で関係を深める仕組みが不足していました。

そこで、当社が運用支援を行う中で 公式LINEの開設 を提案。顧客との継続的な接点を作り、売上改善につなげる施策を実施しました。

プロジェクト概要

• 事業内容：既存ECサイトの運用支援

• 目的：売上改善、顧客との関係強化

• 担当領域：マーケティング支援、広告運用

• 実施時期：2023年12月〜

今回の施策は、既存の販売チャネルを強化するための「運用支援プロジェクト」の一環です。

課題と解決の方向性

クライアントが抱えていた課題

1. リピーターは多いが、顧客基盤が「見える化」されていない

2. ネットショップと店舗のつながりが弱く、販促が一方向的

3. 広告効果を高めるための施策が頭打ちになりつつあった

解決の方向性

• 公式LINEを立ち上げて「ファンを見える化」

• クーポンやレビュー投稿を組み合わせ、既存顧客と新規顧客の双方に訴求

• 広告クリエイティブを改善し、流入とCVRを強化

運用施策の内容

お客様属性に合わせた2つのキャンペーン

• レビュー投稿キャンペーン：既存顧客に向け、感謝を伝えるとともにレビュー数を増加

• 公式LINE登録キャンペーン：新規顧客を対象に割引クーポンを付与し、友だち登録を促進

いずれもShopifyのクーポン機能を活用し、スムーズな運用を実現しました。

使いやすいリッチメニュー設計

LINE公式アカウントの導線設計をゼロから構築。リッチメニューや応答メッセージを整備し、ユーザーが迷わず操作できる環境を整えました。

これにより「ただ登録するだけ」で終わらず、店舗やネットショップへの誘導が自然に行えるようになりました。

広告クリエイティブの改善

LINE開設に合わせて広告施策も見直し。成果が出ていたバナー広告のデザインやコピーを調整し、クリック率（CTR）とコンバージョン率（CVR）の改善を図りました。

結果、広告CVRは 9月の1.49% → 12月には3.62% へと大幅に改善しました。

開始1ヶ月での成果

• 公式LINEの友だち登録数：180人突破

• 新規レビュー投稿：17件

店舗とネットショップの両方で顧客との接点が強化され、短期間で成果が可視化されました。

今後の施策

年明け以降、全国各地で行われる催事イベントに合わせて、LINE登録促進をさらに展開予定です。

• 店頭ポップとスタッフの声かけで友だち登録を後押し

• 「友だち追加経路」機能で流入チャネルを分析

• オンラインとオフラインの両面で接点を拡大

これにより、さらに多くの顧客とのつながりが見込まれます。

まとめ

一見シンプルな「LINE登録＋クーポン配布」の施策ですが、

• 顧客属性に合わせたキャンペーン設計

• Shopifyと連携したクーポン運用

• 広告改善による流入強化

を組み合わせることで、開始1ヶ月で180人以上の登録という成果につながりました。

ECサイト運用では、一部の施策だけを切り取るのではなく、全体の動線設計と広告改善を含めて支援することが重要だと改めて実感できた事例です。

👉 Shopifyでのネットショップ構築・リニューアル・運用支援のご相談がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。